アーティストとデザイナーの違い

2024.1.18

『アーティストとデザイナーの違いって何ですか?』

とある日、デザイナーのインターン生から純粋な問いを頂戴する

私なりの見解を呟いてみたい。

まずアーティストとデザイナーは括りで言うと、
どちらも同じクリエイターと考えています。
そしてどちらも尊敬しております。

大きな違いを簡潔にご説明すると

●デザイナーさんは
クライアントありきのクライアントワーク主体でクライアントの問題を解決するためにデザインをする人。

○アーティストさんは
自分自身の中にある感性を何かしらのカタチで表現し、創作活動を行っている人。基本的には「0から1を作る」ことをしている。

と分けられるかな。

もう少し深掘りして行くと

◆最終ゴールの違い
●デザイナー:
クライアント様の課題解決

○アーティスト:
自身の納得のいく自己表現が出来た瞬間

◆評価軸
●デザイナー:
数字や結果が全て

○アーティスト:
社会からの評価が全て

◆制約
●デザイナー:
  納期・予算次第

○アーティスト:
特になし。自分のモチベ次第

となってくる。

◆アートとデザインの違いに関しにて

○アート
「表現の意味を受け取り側の解釈に委ねるのがアート」

●デザイン
「なぜの意味を説明できなければならないのがデザイン」

かな?個人的には。


『じゃあ僕は私はアーティストだから
明日からアーティストと名乗ろう』

という人もいるかもしれませんが
ここが何とも言えない笑

僕は基本、ディレクターやデザイナーと名乗っています。

もちろん自身のアート活動もやりますが

『アーティストとは間違っても名乗らない』

なぜか?

ディレクターやデザイナーという職業は勤めてる会社から
認められて名乗る事ができるが

アーティストはこれまでの実績が社会に認められて
ようやく名乗っても違和感が生まれないで名乗れる肩書きだと思う

実績がない状態でアーティストなんて名乗ったら失笑ものだし、
その方の職業に対する価値観を少し疑う。

近年、SNSや名刺などに
〇〇アーティストと何の職業かよく分からない名前で書かれてることが多い。

人の職業にとやかく言うつもりはないけれど、
『ホント?というか何やってる人なの?』となるケースが多々ある。

まぁ簡単にいうと
『どういうつもりで名乗ってのあんた(笑)』
と個人的にはそう思っています。

名乗ることは自由だけど
僕達は責任と自覚があってこの仕事を命がけでやっている。
仕事ってそれだけ会社の信用と責任がのってくる。
だから何も考えなしに響きだけで
『アーティスト』なんて書いてある名刺は疑ってしまう。

『自称アーティストの増加』
結局そういう人たちは仕事に責任を持ってる訳でもなく、
アートが好きでもなく、自身の承認欲求を満たしてるだけ

そう思えてしまう。

原田慎吾 想いつなぐデザイン株式会社

原田慎吾(shingo harada) / designer / Videographer

想いつなぐデザイン株式会社 代表取締役。
主に飲食業界、その他多岐に渡る業態のアートディレクションを提供・ブランディングに関わる事をメインに活動しています。

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