今回は「価格の決め方」についてのお話。
フリーランスの方や個人でお店を始めたばかりの方が
ぶつかる問題・悩みのひとつとして価格の設定ではないでしょうか?
価格の設定って難しいですよね?
ただ安く設定するだけはやめてくださいね。
僕は、価格を安くしてしまい失敗した事があります。
フリーランスデザイナーをやっていた若い頃の話ですが、
当時は、仕事のとり方も知らなかったので、
「安ければ仕事とれるでしょ」
と思い相場よりもかなり安めの設定金額で何も考えもなく仕事を受けていました。
そこから負のループのはじまり。。。。
仕事はあるけど「稼げない」「寝れない」「休日もなし」
最終的には体調を壊し入院。。
当然納品はできずクレームとなり、
お客様は去り、あっという間に仕事を失いました。
その後、同じ結果になりたくないと思った僕は
考え方を変えて金額を2倍に設定して営業を再開。
なんとか一件、僕のデザインを気にいってもらい受注に繋がった
という経験があります。
結果、以前とやっている事は一切変わってないのですが、
同じ作業時間・作業量で今までの倍の利益を得る事ができました。
ここでのポイント
・価格設定時、金額は低く設定しない
作業時間・仕事内容・市場・業種・地域などあらゆる事を考え価格設定をし、その根拠を用意する。
・自分のファンをつくる = 自分に価値を評価してくれる人をターゲットにする。
価格で価値を感じる人は、ターゲットから外してしまっても良いかと思います。
上記のポイントは、あくまでフリーランスの方限定の考え方ですが、
相手の腹を探りながら交渉するよりも、
「この仕事はこれだけの対価を頂きます」ぐらいの思いで
自分の価値を主張しても良いのではないかと思ってます。
また、これは僕の個人的な考え方ですが
相場よりも高い価格設定の内訳の中には
技術以外にもこのプロジェクトの責任を担う事
と経験値を含んでいます。
ただ、その後、「これなら安い」と思ってもらえるくらいの
パフォーマンスを発揮しないとお客様のリピートは難しいもの、
常にレベルの高い仕事ができるように
自分のサービス・商品に磨きをかける事を忘れない事が大切です。